(宍戸くん……!) 一寸離れた場所にある中央一面のコートを目指し、は全力で走った。 グルリとコート脇を固める二百人の部員に応援ギャラリー。 しかしコートには誰もいない。 「し、試合は……?」 ハァハァと肩で息をしながらスコアボードを確認する。 「!? ダブルス2落としてる…?」 ダブルス2の欄には氷帝4、青学6と記されていた。 「ウソ……忍足くんと向日くんが?」 氷帝きっての名ダブルスだ。数日前宍戸がこのペアに勝ってダブルス1になったと言っていたが、本来氷帝一番手のダブルスはこっちだった。 その分驚きを隠せない。 周りを見渡すと、いきなりの黒星に部員達も不安そうにざわついている。 「激ダサだな! お前ら」 と、よく知った声が不安そうなギャラリーを一蹴した。 も声のするほうに注目する。 「オラァ、うろたえてんじゃねーぞコラ! 勝つのは氷帝だろうが! 気合入れて応援しろ、アホ!!」 宍戸だ。は目を見張った。 「氷帝…・氷帝……!」 宍戸の声に部員達も少しずつ士気を上げ始める。 「氷帝……! 氷帝! 氷帝! 氷帝! 氷帝!」 氷帝コール一色となった所で宍戸は「やれば出来るじゃねーか」と更に表情を引き締めた。 これほど宍戸が頼もしく見えたのは初めてだった。 本当に以前より大きくなった、とは遠目に宍戸を見守った。 「これより第二試合、ダブルス青学乾・海堂ペア対氷帝宍戸・鳳ペアの試合を開始します」 審判の声が響き、選手達が位置に付く。 「1セットマッチ、氷帝鳳トゥサーブ!」 (でも宍戸くんがダブルスなんて……鳳くんとだから大丈夫かな) シングルス枠は既に埋まっており、宍戸は特訓に付き合ってくれた鳳とペアを組んでダブルス枠に入った。 本来シングルス向きの宍戸だが、あのメンツの中でしかも特例なのでそうそう贅沢も言ってられないのだろうなどと考えていた次の瞬間、は文字通り目を見開いた。 「一球――入魂!」 ドガッという生々しい音と共に目で追えないほどの速さのサーブが相手コートに叩き込まれたのだ。 「……え?」 まさに一瞬の出来事で、次いでギャラリーがどよめく。 「な、何なんだ今のサーブ!?」 「はぇえ!」 敵陣からもそんな声が上がっている。 (うわ……やっぱり鳳くんのサーブ、速さだけなら黒羽くんより速いかも) スカッドサーブはいつも以上にキレがあるように感じられた。 鳳はダブルフォルトで相手に1ポイント与えるも、ノータッチエース連発であっという間にサービスゲームをキープした。 しかし、そうそう上手く試合は運ばなかった。 相手のサービスゲーム開始早々、鋭いポール回しを決めた青春学園に氷帝ギャラリーざわつき、も少なからず動揺した、。 淳の試合で見せた技。あの時より威力の上がっていたためだ。 「な……っ!?」 更にギャラリーが驚きの声を上げる。 直後、事もあろうに鳳と変わらぬ程の速さのサーブが氷帝コートを貫いたのだ。 流石にこれには氷帝ギャラリーも度肝を抜かされた。 「嘘だろ……大会最速だと思われた鳳のと変わらねぇ!」 そんな声が箇所箇所で上がる。 「スピードガンで192キロだってよ」 より少し離れた場所で、階段を下りながら氷帝部員にサーブの速度を伝える少年の声が耳に入った。 (滝くん……) 宍戸がレギュラー復帰の為に蹴落とした選手だった。 その滝の伝えた速度に氷帝レギュラー達も少なからず驚いている。 思いの外普通そうにしている滝も、この大会に出られなくて思うところはあるに違いない。 (宍戸くん……頑張れ!) 過酷な戦いの中でつかみ取った末の大切なこの試合は、もはや宍戸一人の「試合に出たい」という思いだけのものではない。 そう思うと尚更宍戸の勝利を願わずにはいられなかった。 鳳が相手の高速サーブを何とかラケットに当てた。 (でもあれじゃ甘い) 明かなチャンスボールを返した鳳にはグッと手を握りしめる。 が、次の瞬間、目にも留まらぬ速さで前に詰めた宍戸が鮮やかにリターンを決め、観客の度肝を抜いた。 その余りの速さにも目を見張った。 (何、今の……) 次、ジッと目を凝らして宍戸を見つめる。 「どらぁ!」 気合いの入ったかけ声と共に宍戸は今度は相手の超高速サーブを見事リターンエースで決めた。 宍戸だけを目で追っていると、宍戸のボールへの反応が異常なほど速いのに気付く。 瞬発力と言うよりはボールに対するカンが鋭いとは思った。 元もと得意だったライジングがより洗練されている。 はあの夜の宍戸と鳳の特訓を思い浮かべた。 一球一球噛みしめるようにボールに向かっていた宍戸。 おそらく鳳のスカッドサーブの速さに反応できれば、どんな球にでも反応できるという狙いだったのだろう。 宍戸はコートの端から端に、どんな球でも拾いに走った。 いつものような余裕面ではなくがむしゃらな表情。 (宍戸くん……準々決勝の次の日にはもう傷だらけになってたっけ) なりふり構わずボールを追う宍戸を見て、は腫れ上がった顔で登校してきた時の事を思い出した。 準々決勝の日、橘に負けて真っ白になっていたように見えた宍戸は自分の特訓に付き合ってくれるようその日の内に後輩に頭を下げたのだろう。 どんな心情だったのだろうか、あのプライドの高い宍戸が。 『ウジウジしてても拉致あかねーだろ』 自分にいつかそう言った宍戸。 言った本人は誰よりも速く、今自分が何をすべきか分かって行動に移せる人だったのだ。 敗北に真っ白だった瞳の奥で、泣き言も言わず、言い訳もせず冷静に新しい自分を築ける強さを持っていたのだ。 「宍戸くん!」 相手のポール回しをカウンターライジングで倒れ込みながら返球した宍戸には思わず一歩踏み出して声を上げた。 相手のスマッシュのフォローに鳳が慌てて入ったのが宍戸を追うの目線の端に映る。 徐々に調子を上げてくる相手ペア。 しかしは今の宍戸が負けるハズがないとグッと拳を握りしめた。 あの夜のように内に秘めた闘志を青く燃え立たせながらコートを駆ける宍戸は、の目には誰よりも輝いて見えた。 気が付くとは宍戸一人に完全に目を奪われていた。 それはもう昔の「惹き付けられない」と思った宍戸のプレイではなかった。 胸に訴えかけるような宍戸らしい、強く惹かれるテニスだった。 「ゲーム&マッチ氷帝! 6-4!!」 審判のコールと共に二百人の部員が一斉に沸く。 も惜しみない拍手を二人に送った。 青学の二人も凄かったが、文句なしの勝利だったと思う。 しかし当の宍戸は今の試合にまだ満足していないように見えた。 それがまた頼しくもあり、きっと次の試合ではもっと強くなった姿を見せてくれる事だろうとは思った。 ベンチサイドで汗を拭く宍戸を穏やかな気持ちで見やると、は軽いウェーブの髪を靡かせて空を見上げた。 緩やかな風が心地良い。 しばらく目を細めて風に吹かれていると、パタパタと数人の足音が聞こえてきた。 「あ……」 振り向いた所で声が重なる。 そこにいたのは宍戸と鳳だった。 視線がぶつかるが、なんと声を掛ければ良いのか分からない。 おめでとう、良かったね、お疲れ様、どれもしっくり来ない気がしては言葉を捜した。 先程黒羽達にはああも素直に言葉が出てきたのに、宍戸の今日に賭ける意気込みをすぐ傍で見てきただけに簡単に今の気持ちを言葉に変換出来なかった。 その時、先に宍戸がふっと笑った。 少し目を見開いただが、すぐに自分も微笑み返した。 通り過ぎざまに宍戸は軽く親指を立て、鳳はに会釈をして二人はまた走っていった。 おそらくクーリングダウンに向かっただろう二人の背中を、は黒羽の言葉を借りれば「自分の事のように嬉しかった」というのはこういう気持ちなのかもしれないと温かい気持ちで見守った。 (ホントに良かったね、宍戸くん) 明日学校で会ったら一番に色んな事を話そうと、しばし今日の日溜まりのような気分に浸っていただが――それも長くは続かなかった。 続くシングルス3、氷帝、青学共に棄権のノーゲームとなったのだ。 しかも両者腕を痛めて。 青春学園のコーチに連れられて病院へ向かう後輩を目の当たりにして、胸中穏やかでいられるはずがない。 否が応でも今後の試合に不安が募る。 その不安はシングルス2の選手が出てきて更に高まった。 (あ、あの選手……聖ルドルフの観月くんを負かした……確か天才なんとかって) あの都大会準々決勝での一戦。 あの時のイヤな気持ちが一瞬蘇る。 「芥川くん……」 は寝ぼけて部員に叩き起こされてからコートに出てきた氷帝シングルス2の選手を心配そうに眺めた。 (だ、大丈夫よね……芥川くんってウチの二番手の選手だし) そう自分に言い聞かせるが相手が相手なだけに不安が募る。 当の芥川はまだ寝ぼけた顔でコートに立っていた。 の不安は的中した――いや、的中したのは半分。 天才と呼ばれている青春学園の選手は見た事もないような不思議な技で芥川を翻弄した。 しかし芥川本人は明らかに負けているのに楽しそうで、ギャラリーもそのテンションに対し反応に困っているといった状態だった。 (あんなワンサイドゲームになってるのに……楽しそう) は笑っていいのか不安になれば良いのか対処に悩んだ。 何より強い相手に挑むのを楽しむその姿は少しだけ六角のテニスに似ている。 六角中のテニスは豪快で向上心に溢れていて何より強い相手と戦うのを楽しんでいる、それが楽しいから益々テニスが好きになって強くなっていく。 そういう所がは好きだった。 (天根くん、勝ったかな……) はしゃぐ芥川を見て、ふと向こうのコートで試合している六角の皆の事がよぎった。 試合は青学の勝利。 しかし負けても芥川はハイテンションで一人騒いでギャラリーを戸惑わせていた。 その様子は微笑ましくはあったが、流石に皆の顔に焦りが生まれる。 (これで次落とせば負ける……) そう思っていた矢先、会場が大きくどよめいた。 「あそこ見ろ! 前回優勝の立海大付属中だ!」 「第三シードの千葉、六角中!? 嘘だろ……もう一回戦終わったのか!?」 六角との声には群衆の視線の先を追った。 丁度氷帝とは反対側の青学サイドに立海大付属中らしき生徒三人と剣太郎、天根、樹、首藤が立っているのが目に入る。 (か、勝った…よね?) 勝っていないと悠長に観戦などしに来られないだろうとは思ったが気にはなる。 しかし今、氷帝の傍を離れる気には到底なれなかった。 (でも黒羽くんは?) 黒羽の姿が見あたらず、首を傾げていたの耳に聞き覚えのある声援が突然入ってきた。 慌てて視線をコートへと戻す。 「氷ー帝! 氷ー帝! 氷ー帝! 氷ー帝!」 「勝つのは氷帝! 負けるの青学! 勝つのは氷帝! 負けるの青学!」 「勝者は跡部! 敗者は手塚! 勝者は跡部! 敗者は手塚! 勝者は……」 「俺だ!」 コンソレーションと全く同じパフォーマンスで登場した跡部には一瞬クラリと目眩を覚えた。 「あ、跡部くん……」 呆れ半分、嫌悪感半分。 聖ルドルフ戦の時ほど心から湧き出るような嫌悪感はなかったがやはり良い気分はしない。 仮にも自校の生徒会長である。 さぞイヤな気持ちだろうなと思い、跡部の相手を見ると涼しい顔をして「もう良いのか?」などと言っていては少しホッとした。 しかしもし準決勝で六角と当たってこれをやられたら堪らない。 もっとも六角の選手はこのパフォーマンスすら面白がりそうな気がするが、と名指しされる六角メンバーの顔を順々に浮かべる。 (い、いや……やっぱダメ!) 観月のように露骨にイヤな顔をされると、やはり自分が言ったわけではなくても申し訳ない気持ちになる。 随分と落ち着いた選手だとは青学の選手を見て思った。 (手塚くん……だっけ、青学の部長) 全国クラスのとても有名な選手だと、宍戸や黒羽達から名前は聞いている。 ゴクリ、とは息を呑んだ。 吸い込まれるように二人の一挙手一投足を見守る。 最初は少し押しているかと思われた跡部だが、流石に評判の選手だけあってそう甘くはいかなかった。 その頃まではまだギャラリーは賑わしかった。 にとって跡部のプレイはあまり見ていて気持ちのいいものではなかった。 強いのは分かるが、どこか驕っているように感じられたからだ。 それが手塚のマッチポイントという局面になって少し変わり始めた。 手塚がどうやら肩に異変を覚えたらしい。 しかし棄権する様子はなく、今まで以上に激しくプレイを続行した。 そんな手塚に感化でもされたのだろうか――その頃から跡部のプレイにもがむしゃらな必死さが生まれ始めた。 いつの間にか辺りはシンと静まりかえっていた。 ボールを打つ軽快な音だけが空間を切って通り抜ける。 中央のコートだけ別世界のような、そんな空気が漂っているようにには感じられた。 あの跡部がああも必死に戦っている。その事が少なからずの心を揺さぶった。 タイブレークに入ってもうどれくらい経っただろうか……永遠に続くとさえ思えたこの時間を打ち破ったのは限界を迎えた手塚の腕から放たれた一本のショットだった。 それがネットにかかった瞬間、勝負は決した。 「あの手塚さんに……勝っ、た?」 「勝った……!」 「流石跡部さん!」 一瞬の静寂の後、ワッと群衆が沸く。 汗だくの跡部は手塚の手を取ると高々と掲げた。 相手の健闘を称えてのハイタッチだろう。 (跡部くん……) 長いこの試合で、確実に跡部が変わった。 にはそう思えた。 対橘戦が宍戸を変えたように、跡部にとってこの試合から得たものは大きかったのだろう。 思えばこの氷帝学園を背負い、二百人の部員の頂点に立つ跡部にそう易々と負けは許されない。 あの嫌味な程の絶対的な自信を称えた顔の下に、そんなプレッシャーも背負っていたに違いない。 だがそれは相手も同じ。 勝ち負けという天地を分ける結果は付いても、その名に恥じない試合だったとはタオルを被り息を整えている生徒会長を遠目に見つめた。 勝敗の行方は控え選手に委ねられることとなった。 「下克上だ!」 そんな言葉を吐きながら出てきた氷帝の控え選手。 (あ、変わったフォームの二年生) 名前は出てこなかったが、見覚えある後輩をは手を握りしめて見守った。 祈るような気持ちを込める。 次いで出てきたのは青春学園の小柄な選手。 都大会準々決勝で見た一年生だ。 (芥川くんに負けたライジングの選手を負かした子) 小さい身体の割に強かった覚えがある。 二人の実力関係は分からなかったが、ここであの二年生が負ければ氷帝は全国への道を閉ざされる事になる。 そんな重大なものを背負わせるのはいささか可哀相な気がしたが、頑張ってもらうしかない。 氷帝の一生徒として、絶対に全国に進んで欲しい――そうは思った。 レギュラー復帰した宍戸の為にも、もう少しこのまま続けさせてあげたい。 最終戦の開始を告げる審判のコールが響く。 二人とも良いプレイだった。 氷帝の二年生も十分に頑張った。 だが、青学の一年生があまりに強かったのだ。 ゲームカウント4-6 氷帝学園の関東大会一回戦敗退が決定した。 控えの選手が泣き崩れる。 そこに一番に駆け寄ったのは宍戸だった。 何やら肩に手をかけ、崩れる後輩を支え励ましているように見える。 整列時には鳳も涙を流していた。 (宍戸くん……) 自分も泣きたいだろうに真っ先に後輩を励ましに向かった宍戸。 そんな宍戸を見てか、鳳達のが移ったのか、にも思わず涙がこみ上げそうになった。 ぐす、と鼻をさすり何とか堪える。 悲壮感に嘖まれる中、跡部がコートを囲む部員達に何か指示を出した。 「氷……帝、氷帝……」 少しずつ声が上がり始める。 『オマエラ毅然としろ!』 跡部の視線がそう語っているように見えた。 「氷、帝……! 氷帝! 氷帝! 氷帝! 氷帝!」 会場は氷帝コール一色となった。 (みんな……頑張ったよ、ね) 湧き上がるコールに刺激されて今日の試合が一気に脳裏を駆け巡った。 この大会に全てを賭けて執念の復帰を果たした宍戸、負けても楽しそうだった芥川、この試合で更に大きくなった跡部――友人達の後ろ姿にの視界が歪む。 ポン、とその時肩に温かい手が置かれた。 ハッとして横を向くと、いつの間にか隣に来ていた黒羽の姿があった。 (黒……羽くん) 無言で置かれた励ますような手の温もりにの瞳から堪えきれず涙が溢れだす。 肩から温もりが伝わってきて、黒羽がそこに居てくれた事に安堵した。 傍に黒羽がいてくれる事が嬉しい。 いつもこういう時、黒羽を思い出していた訳をは改めて理解した気がした。 「みんな、全力で戦ってたよ」 「……ああ」 「っ……絶対、勝ってよね」 「ああ」 鳴り止まぬ氷帝コールの中、はいつまでも無人になったコートを見つめていた。 * その後六角は続く二回戦、オール6-0というパーフェクトゲームで鮮やかに全国大会出場を決めた。 だが準決勝、あの青春学園と当たり惜しくも破れた。 黒羽・天根ペアは5-0という絶対有利から逆転されたにも関わらず、相変わらず相手の肩など叩いて健闘を称えていた。 「スマン、」 笑顔でそう言った黒羽に、黒羽らしいと思いつつもは「絶対勝ってって言ったのに」と少し突っぱねてみせた。 こんな時も曇りない笑顔を見せる黒羽を前に、そうでもしないと涙を浮かべそうだったからだ。 「だいたい、天根くんをダブルス2に出すなんて……!」 考えてるようで何も考えてないような六角のオーダーにもが文句を言うと、流石に黒羽も苦笑していた。 (絶対勝ててた試合だったのになぁ。実直すぎるのも玉にキズ、かな) しかし一段と生き生き輝いていた黒羽と天根に、終始ドキドキワクワク、ついでにハラハラさせられていた事も事実。 こうして笑っていられるのも、全力でぶつかったからだろう。 他の二試合も良い試合だった。 特に剣太郎と例の青学一年との試合は好勝負で、惜しくも敗れはしたが選手達にとってもにとっても実りの多い試合となった。 「全国では必ず勝つさ!」 そう言って爽やかに笑うどこまでもポジティブな黒羽は、やはり太陽のように眩しかった。 |
氷帝vs青学、黒羽と佐伯は皆と一緒に観戦してなかったんですよね。
日吉vs越前はアニメだとゲームカウント2-6だったと思いますが、
ハッキリコールされなかったので原作に合わせました。
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