Zaoldyeckbrothers imagepoems
〜 image of Yellmi 〜
氷月
凍れる夜に憶うのは、かつて捨て去った夢の欠片
静かに眠る血塗れの人形たちが足許に横たわる時、かたく閉ざした感情が蘇る
温い液体で白い掌を染めて・・・・
何も思わなければいい
誰も愛さなければいい
この空虚な戒めを楔として欠けた月だけを友として・・・・・
黒い夢
魂が腐食してゆく 月の無い夜 黒衣の使者が手招きする
・・・こちらにおいでって・・・・・
長い黒髪も白い肌膚も赤く染まって久しくて、この掌はいくら洗っても血の匂いが消 える事は無い
「愛しい人なんて居ないから 大切なものなんて何も無いから」
・・・いってもいいよ・・・
暗闇に囁きかけてみる 死の使いは嘲笑し、ゆっくりとその鎌を振り上げる
大きく眸を見開いたままで陶然と身を委ねる
・・・何も考えたくない・・・・
胸を貫かれる感触は何と心地良いのだろう 恐怖も無く、既に痛みも無くて・・
抉られた心臓から滴る雫の紅は何て美しいのだろう
・・・こんなに綺麗だったんだな・・・
奪って来た無数の命にこれ程、魅惑を感じた事があっただろうか
黒い華が咲き乱れる中、甘く痺れる様な感覚に陶酔しながら昏い世界に沈み込んでゆ く
「死臭がするのは、それが好きだからじゃない 何時の間にか染み付いただけだから」
「仮面を着けているのは、それが好きだからじゃない 必要なだけだから」
それでも今宵も黒い夢の中で歪んだ微笑の死神が喚ぶ声が聴こえる
流した血への償 いを、踏みにじった者への悔恨を
記憶の渕に沈める事は許さないとでも訴えるかの様に ・・・・
〜 image of Killua 〜
粒子
闇の中で咲く月下の華 闇の中で蠢く血色の華
鮮烈に、だけどそれは硝子よりも儚くて・・
背を向けても呪縛は躯を縛りつける
求めるものは何時も手が届かない
輝く太陽の粒子が欲しくて足掻いてみる
昼間の明るさに憧れて夜の暗さから逃れたくて
だけど光が強ければそれだけ影は濃くなる
気づきたくない そんな現実に
目眩する程のまぶしさを明るい空を
ずっと焦がれ続けている
〜 image of Myllki(side Myll→Kill) 〜
刻印 後悔なんて、君には似合わないって誰かが言ったね 誰も知らないんだよ どんなにあいつを傷つけたのか 微笑みなんて、君には似合わないって、そうも言ったね 君は本当のことを知らない 心の奥底の秘かな悦びをね 知らせてはいけない これはあいつだけにしか向けない感情だから 誰も知らなくていい これはあいつとの秘密だから 愛しているわけじゃない 所有したいわけでもない ただ逃したくない・・・・それだけなんだ 例えば誰かに奪われたとしても、それをきっと受け入れる それがあいつを虐げたことへの報いだから でもね、離れていっても、逃がさない 刻印を忘れるなんて許さない おまえはきっと帰ってくる 同じこの昏い場所へ ずっと待っている 傷ついたおまえがこの腕に戻る日を |
〜 image of Calltt(side Call→Kill) 〜
白い華
あれはいつだったろうか 闇の中、寂しげに咲いた白い華に、その冷えきった凍える
心に灯りを点してくれたあの人は・・・
今はもうあの人は私の傍にはいないけど、その温もりは微かに私を慰める
どこにもいかないでと叫んでも、たとえば血の涙を流したとしても・・・
それでもあの人は私から離れていくだろう
光り輝ける世界を求めて
私はまた独り、牢獄に繋がれる 暗い暗い闇の底に
だけど私には解っているの
あの人がいつか必ず私のもとに帰ってくることが・・・
だってあの人も闇の住人 私と同類なのだから
決して離さないわ 貴方は私だけのもの
何度、裏切っても許してあげる 貴方の戻る場所はここだけなのだから
その時は二人で深い眠りに落ちましょう 二度と目覚めずに
私の中で静かに安らいで・・・・
瞼は閉じたままでいて その瞳に私以外の誰も映してはいやだから
たとえ、それが罪であってもかまわない 罰を受けるのは私一人だけ
白い花弁が散ってゆく まるで命が終わるように・・・・・
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ありがとうございましたv
ひょんな事(?)からお知り合いになったえる様から頂きました。
イルミ、ミルキ、キルア、カルトの詩!ゾル家兄弟大集合!!(興奮)
凄く奇麗でステキですよね…v読んだ瞬間すっかり気に入ってしまって
レイアウトにも気合い入れてみました(笑)
なんて言うか…感無量です(><)
特にイルミ…ああ、何だか私のイルミ像に凄く近くて嬉しい限りvv(え、迷惑?)
ミルキも…何だかミルキを新発見したような新鮮な気持ちです♪
もう素晴らしすぎてボキャ貧な私には表現しきれません!
ホントにありがとうございましたvv